こんにちは。札幌進学ナビゲーターのさっしんです。
札幌大谷高校は、札幌大谷中学の付属校です。6年一貫教育のため中学校から高校へ内部進学する生徒が多く、中学校から美術コースが設置されています。
美術系の学校はどのくらいの費用がかかるのか心配ですよね。美術科の学費と評判、入試の難易度、偏差値について調べてみました。
札幌大谷高校美術科の評判や3年間の学費は?
【評判】
札幌大谷高校美術科は高校で本格的に美術を勉強できる唯一の学校です。
将来の美術関係の進学就職を目指し、1年次から美術の基礎や表現力などの技術を学びます。円山動物園や市外でスケッチ会が行なわれ、普段なかなか描くことのできないものを描く機会に恵まれています。
公募展にも積極的に出品していて、こちらの方は奨励賞を取られたそうです!
https://twitter.com/aosasasasan/status/1091953743778656256
毎年この公募展では、優秀賞や奨励賞を受賞する生徒が多くいます。日々の勉強の成果を出せる機会に恵まれているというのは、素晴らしいことですね。
美術科の男女の比率は、だいたい生徒40人中男子が5人くらいなので、女子が圧倒的に多いです。普通科の男女比は2:3くらいで、女子の割合がやや高いです。札幌大谷高校はもともと女子校だったので、全校で女子の割合が多いようですね。
札幌大谷高校の評判について調べてみました。
- 校舎は古いが、系列中学や大学短大も併設されているので敷地は広い
- 中学と高校は別校舎だが繋がっていて自由に行き来ができるため、中学卒業後も後輩と連絡が取れるので仲良しの関係を続けやすい
- 髪留めは目立たない黒や茶色のゴムのみ
- アルバイトは原則禁止
- 携帯電話は校内使用禁止、朝回収し帰りに返却される
携帯電話を朝預けずに持っていることを先生に見つかった場合は没収され、翌日親が取りに行かなければなりません。学校への持ち込みが禁止されているわけではないので、きちんと預けて、使うのは登下校時のみにしましょう。
校則は厳しいようですが、好きな美術に集中できる環境が整っています。
こちらは、美術科の生徒の2018年制作の作品です。
絵画、デザイン、造形、どれも本当に素晴らしいですね。
【3年間の学費】
札幌大谷高校美術科へ通うために学校へ必ず支払わなければならないもの、学費についてまとめてみました。
①入学金 | 180,000円 |
②1年間でかかる費用 | 521,800円 |
授業料(年間) | 338,400円 |
その他諸会費(年間) | 111,400円 |
特別維持費(年間) | 72,000円 |
3年間の学費(①+②×3) | 1,745,400円 |
3年間の学費は1,745,400円です。
これ以外にも、制服などの指定品や教材教具費が別途かかります。新品でなくても、知人に譲ってもらったり中古品を探して手に入れることもできると思いますが、札幌大谷高校へ通うために必要なものです。
学費以外に必要なものは、どのようなものがあるのでしょうか。調べてみました。
<学費以外に必要なもの①制服費>
高校は制服で選ぶという受験生も多いと思います。札幌大谷高校の制服はかわいいと評判です。
指定のシャツも白だけではなくチェックなど柄物があったり、セーターやベストは赤、紺、クリーム、水色など種類豊富。
北海道の学校の中だったら一番可愛いかもしれません。
アニメに出てきそうな感じです。
引用 みんなの高校情報
札幌大谷高校の制服のセーターは色が豊富ですね。もちろん全てを揃える必要はありませんが、正装と夏のシャツとボトムスは揃える必要があります。
制服は正装と夏服を一通り揃えると、男子9万円程度、女子10万円程度かかります。制服ってなんでこんなに高いのでしょうね。とはいえ、こちらを見てしまうと、札幌大谷高校の制服のかわいさを再認識してしまいます。
https://twitter.com/s_otani_brass/status/1108919772484263936
セーターは5色ありますが、正装はベージュが色指定なので、全員ベージュのベストまたはセーターは持っています。セーターやポロシャツは入学後に買うこともできるので、周りの様子を見てから買い足すのも良いかもしれませんね。
<学費以外に必要なもの②体操服、上履きなど校内で着用する指定衣服費>
体操服と上履きは指定のものがあります。詳細について見つけることができませんでしたが、気になる方は確認されてみてはいかがでしょうか。
<学費以外に必要なもの③宿泊旅行費>
札幌大谷高校では1年次に宿泊研修、2年次に研修旅行があります。その費用は授業料などとは別なので、行く場合は別途必要になります。詳細について情報を見つけることができませんでしたが、気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
<学費以外に必要なもの④美術で使う画材費>
イーゼルや額縁など消耗しないものは学校にあるものを使いますが、消耗品は自費になります。
- 鉛筆
- 筆
- 油絵の具一式
これらの画材道具は、自分に合ったものを使うのが良さそうですね。追加で購入する場合は、先生におすすめを聞いてから購入するのも良いかもしれません。
札幌大谷高校美術科の入試難易度や偏差値は?
札幌大谷高校は札幌大谷中学の付属校なので、中学から内部進学する生徒はいます。2019年入試では募集定員30名に対し、一般受験87名、合格者87名で、倍率1.0でした。高くはない倍率ですよね。
2019年の内申点の合格ラインは、単願・推薦入試はFランク196点、一般入試はFランク206点でした。
美術科の偏差値は48です。
内申点の合格ランクと偏差値が達している方は、倍率高くなさそうだし、入試は難しくなさそうだと思えてきましたよね。ですが、選考基準をクリアしなければ合格できないことには変わらないので、札幌大谷高校美術科を目指したい方は気を抜かずに受験勉強を頑張りましょう。
【入試方法】
入試の方法はこちらです。
- 単願・推薦入試:面接と実技
- 一般入試(併願):英語、国語、算数の3科目試験と面接と実技
札幌大谷高校美術科の入試には実技試験があります。この実技試験は、鉛筆による静物画になります。モチーフはその年によって変わるようです。
実技試験って緊張しますね。普段は丁寧に上手く書ける人も、緊張のあまり実力が発揮できない、なんてこともあるかも知れません。
そんなあがり症の方には特に嬉しい情報があります。それは、冬季芸術教室に参加し実技免除シールを獲得できると実技試験は免除となるんです。
冬季芸術教室を受講すると入試時の実技試験免除だけでなく、芸術特別奨学生の判定も行なわれます。この日は保護者同伴で受験相談もできます。この教室は例年12月上旬頃に開催されていますが、年によって内容が変わる場合もあるので、気になる方は情報をチェックしておきましょう。
【芸術教室って?】
芸術教室って何?と思われる方もいますよね。大谷高校では、7月と12月に芸術教室を開催しています。
7月には夏季芸術教室が開催されます。7月の時点では、まだまだ志望校を決めかねている方もいるでしょう。これは、そんな不確定な状態の方でも参加が出来ます。
参加者にはデッサンのアドバイスや相談にも乗ってくださるようですので、「大谷高校って気になるなー」「美術科ってどんな所だろう」と気になる方は、参加してみることをおすすめします。
この夏季芸術教室で優秀な方は、実技免除候補になることができます。そして、大谷高校の美術科が自分に合ってるなと感じ受験を決めた実技免除候補の方は、必ず12月に開催する冬季芸術教室に参加することになります。
その冬季芸術教室で実技免除認定となった方は、実技が免除になるんです。
美術科に興味がある方は、芸術教室で相談でき実技も免除になるチャンスも得られる。これは受けて損はないでしょう。
少しでも興味を持った方は、こちらの2018年冬季芸術教室の案内をご覧になってみてください。例年同じ感じで行われているので、参考になるはずです。→大谷高校 2018年冬季芸術教室の案内
まとめ
- 札幌大谷高校美術科は高校で本格的に美術を勉強できる唯一の学校
- 札幌大谷高校の女子の制服の人気が高い
- 札幌大谷高校は校舎は古いが歴史がある
- 札幌大谷高校の校則は厳しい
- 美術科の3年間の学費は1,745,400円
- 学費以外に、制服、体育着、上履き、研修旅行費などがかかる
- 美術科で使う画材費は消耗品は自費
- 美術科の入試には実技試験があるが、冬季芸術教室に参加すると実技免除になる
- 美術科の内申点の合格ラインはFランク、偏差値は48
- 美術科の2019年の入試は倍率1.0倍
札幌大谷高校美術科は、自分の興味があることに集中して取り組める環境が整っています。
美術を専門的に学ぶので自費で画材を用意しなければならなかったり、学費以外にも必要なものが多そうです。札幌大谷高校のかわいいセーターを着たいと思う気持ちもわかりますが、入学前に揃えるのではなく、入学後に少しずつ買い足していけばいいですよね。
志望校選びの参考になりますように。
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