高校受験は都道府県で難易度が違う?試験問題は全国共通ではない?

こんにちは。札幌進学ナビゲーターのさっしんです。

ここ近年、私立受験生が増加傾向にあり、政府の入試改革の影響もあってか高校受験の難易度も上がってきています。でも、それはもしかしたら都市部と地方で差があるのでしょうか。そうなると、少し難易度が低い高校を受験すれば合格できる可能性も高まるかも?

そこで、今回は都道府県ごとに高校受験の入試難易度は違ってくるのか調査してみました。

高校受験は都道府県で難易度が違う?

「高校受験の難しさは全国どこも一緒だと思っていた」という方は結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。そのため、「どの学校を受験しても同じだし、とりあえず近くの高校を受験しよう」という方もいらっしゃるのでは?

もしあなたがそう思っている張本人だとしたら、それはとてももったいない志願理由です。

受験問題の難易度は、受験する地域によって様々であり、比較的簡単なところもあれば難易度が高いところもあります。同じ県でも、市街地と農村部ではレベルがまったく違うなんてこともあります。そのため、もっと自分の学力に見合った高校が、他の地域にはあるかもしれません。

自宅から離れた高校を選ぶとなると、通学も容易ではないですし、まずは親御さんの説得から入らなければいけない場合もありますね。確かに、他にもたくさん大変なことはあるかと思いますが、自分の学力に見合った学校での勉学は、必ず自分の身になると思います。

そして、その難易度の違いは都道府県によっても違ってくるんです。では、難易度が高いと言われているのはどの都道府県なのか見ていきましょう。

【難易度が高い都道府県はどこ?】

高校受験が難しい、難易度が高いと言われる地域は、首都圏などの人口密度が高い地方に集中しています。でも、それは“問題の難しさ”で表されるのではありません。高校受験に関して、このような口コミがありました。

千葉県の過去問だけでなく、他都道府県の過去問を解く機会もあったのですが、
他県の問題は全体的に、千葉県に比べて難しいと感じました。
むしろ、千葉県の問題が易し過ぎるくらいだった気がします。

引用  教えて!goo

千葉県は、もちろん首都圏に入りますよね。でも、他県と比べて問題は簡単だったそう。なのに、なぜ首都圏の方が難易度が上だと言われるのか不思議ですね。その答えは、こちらです。

首都圏の問題って結構簡単だなぁ~と思ったような気がします。理社は記述問題がほとんどないですし。神奈川の英語は「こんなんでいいの!?」とビックリした覚えがあります。
ただ、その代わり合格最低得点は大きく違うと思います。僕が住んでいた群馬のトップ高の最低合格点は(科目ごとの配点が高校裁量で自由に変えられるので一概には言えませんが)だいたい80%程度ですが、千葉県のトップ高、県立千葉高は90%でも不合格という話を聞いたことがありますよ。

参考  教えて!goo

なるほど、首都圏の問題は易しいけど、合格できる最低ラインが他地域と比べて高めに設定されているんですね。そして、その都道府県ごとの難易度レベルは、最も偏差値が高い高校で決まるというわけです。

偏差値が高い高校は、都道府県ごとにもちろんあります。そして、難易度が高いといわれる高校が多い都道府県は、やはり首都圏の東京です。お茶の水女子大付属、開成高校、筑波大学附属、慶応大…。このような学校が多く存在するため、首都圏は難易度が高いと言われるのでしょう。

しかし、難易度を偏差値として取られるなら灘高校がある兵庫が一番難易度が高いと言えるかもしれませんね。

【じゃあ北海道の難易度は?】

首都圏の難易度が高い理由として、人口が多い地域であるということが挙げられます。人口が多いと、受験者数もそれに応じて多くなっていきます。受験者数が多くなれば、それだけ優秀な成績の受験者も集まりやすくなるためです。

では北海道はどうなのかというと、北海道の公立・私立校の難易度は首都圏の高校と比べて著しく落ちます

これはやはり人口も関係していて、北海道の2018年の中学生は12万人なのに対して、東京都は約30万人と圧倒的な大差でした

もちろん、この人口の違いだけが理由ではないので、受験者数が多いから難易度が変わるというわけではありません。ですが、難易度に違いが出る要因の一つとして、都道府県の人口によって受験の難易度は変わっているという傾向があるのは確かです。

<北海道難易度TOP3>

でも、その中でも北海道内で偏差値が高い高校がどこなのかは気になりますよね。こちらは公立高校の偏差値を調べた結果です。北海道内の難易度が高い高校TOP3はどこなのか、さっそく見ていきましょう。

(学校名) (2019年度入試の倍率)
札幌南 1.3倍
札幌西 1.6倍
札幌北 1.3倍

札幌南札幌西札幌北。やはり、北海道内で最も人口が多い札幌市の学校が上位に来ましたね。この三校は、北海道内の公立の中で難易度が高い高校として知られています。2019年度の北海道の出願状況も、他の高校の倍率と比べても高かったです。

【受験難易度の変動?】

これまでの調査で、どうやら人口が多い地域が難易度が高い傾向にあるということが分かりました。でも、この難易度はずっと同じとは限りません。この先変動していく可能性は十分あります。

これから受験する入試内容を把握するとき、きっと一番多いのは前年度の入試結果などを参考にすることだと思います。学校からの情報や、ネットなどから簡単に情報入手できますからね。

しかし、現在国内では大学の入試改革が行われており、その影響もあって入試の難易度は以前と比べて高くなっています。そして、ほとんどの学校は数年に一度入試に関する変更を行っており、そこで入試難易度も上下するのです。

難易度といっても、受験者の得意・不得意というのもあり、受ける側によって問題自体の難易度というのも違いますよね。ですので、一概にはどれくらいという例題を出すことができません。ですがこれからの受験問題は簡単ではなくなってきているのは確かです。

以下に、5教科の出題傾向をまとめました。こちらを見てもらうと、各教科それぞれレベルアップしていることが分かりますね。

  • 国語
    長文問題が多く、表現力が問われるような記述重視の内容が強くなっています。
  • 理科
    各単語の基本知識は当たりまえ。実験、計算を問う問題が強くなっている。
  • 社会
    歴史なら資料からどう読み取るかなどの読み取る力が問われる問題がある。
  • 数学
    標準問題は確実に押させておきたいところ。発想力を試す問題も多くなってきている。基礎をしっかり固めていないと、後半の関数、図形問題は苦戦する可能性あり。
  • 英語
    英語の基礎は基礎文法。自分で英語文法を作る勉強を固めましょう。リスニング、リーディング問題の配点も大きい。

もちろん、先ほども申し上げた通り、受験内容は常に変動しています。その年によって難易度は違う可能性があるので、一概にこうとは言い切れませんが…。

それともうひとつ、難易度の増減によって変わってくるものがあります。それが、倍率です。入試難易度によって、どう倍率が変わってくるのかについてもご説明します。

<倍率の計算方法>

倍率は、『(受験者数)/(合格者数)』の計算式によって求められます。

そのため、その年の受験者や定員などの増減により、この倍率の数値は上下します。

もし受験者の層が変わらなければ、倍率が上がると合格点数のボーダーラインが上がります。これにより合格者の層も一段階上の層へシフトする形になるので、「前年度よりも難しかった」入試になるということです。

そもそも試験問題は全国共通ではない?

そもそも入試問題は全国で同じ内容なのかどうか一度は疑問を持った方もいるでしょう。そのちょっとした疑問を答えてみたいと思い調査してみました。

【試験問題は共通ではないのか】

まず、公立の受験問題は都道府県ごとに問題が違います。つまり、逆に言えば公立なら県内の問題内容は共通です。

試験の問題は各都道府県の教育委員会が作成しています。ですので堅固とに内容がガラリと変わっている、難易度にも受験地域によって異なるのです。そのため、現在お住まいの地域の公立の入試レベルは必ず確認しておきましょう。

それに加えて、他地域の過去問題などにも触れておくといいですね。試験の範囲自体は学習指導要領に沿った内容になっているので、出題範囲は各都道府県すべて同じです。なので、キチンと勉強して対策をしていれば大丈夫ですが、より多くの問題に触れておくことが受験対策には効果的です。

ちなみに、私立学校ごとに問題が違います。しかし、こちらも同じように多くの問題に触れて自信につなげていくようにしましょう。

【入試本番の共通のコツ】

それからこれは、受験に限らずどのテストでも言えることですが、入試・試験などのコツはハイレベルな問題の点数を取る必要はないということです。

ハイレベル、つまり難易度が高く、時間がかかりそうな問題というのはいわゆる地雷問題です。

この地雷問題は、大体どの教科でも一つ二つは入れられており、100点は取れないように出題者側が問題を設計しています。

地雷問題を避けながら点を取れる問題を取りこぼしなくとり、余った時間で難易度が高い問題にトライして得点を取るのが入試本番のコツです。

まとめ

  • 都道府県によって難易度は様々、地域によってレベルが高ければ低いところも。都市部など人口が高い東京、大阪、千葉、埼玉はレベルが高い高校が多い傾向があります。
  • 北海道の難易度が高いところは札幌西、南、北の公立高校
  • 試験問題は全国共通かどうか公立は県ごとに内容ががらりと変わります。試験問題は各都道府県の教育委員会が作成しています。
  • 入試本番ではまず簡単な問題を解くことを前提に勧めていきましょう。無理に難しいレベルに挑戦する必要はありません。あなたの目的はあくまで受験合格です。

大学入試の改革の影響により、これから受験者はそれに応えるべく学力の向上に努めなければいけない時代になりつつあります。もちろんそれは学生だけに限らず、社会人として働き始めてからも同じことが言えます。

人生100年時代と言われている時代です。生涯勉学に励み向上する意思を持ち続けないといけない、という意味で使われています。つまり、これからの日本社会の変化に毎日対応していかなければいけません。これは高校受験も同じです。

「どう受験対策すればいいかわからない…。」そんな悩みを抱えているかもしれませんが、受験校に合わせた対策を周りに振り回されることなく一歩ずつ進んでいけるように頑張りましょうね。

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