こんにちは!札幌高校進学ナビゲーターのさっしんです。今回は札幌市にある札幌山の手高校女子バスケ部についてお話していきます。
札幌山の手高校の女子バスケ部と言えば、全国大会での優勝経験もある強豪チーム。高校で女子バスケ部に入りたい、日本一を目指したい、という方にとっては気になる存在ですよね。
では実際のところどのくらい強いチームなのでしょうか?札幌山の手高校女子バスケ部の選手や実績について、ご紹介させていただきます。
札幌山の手高校は女子バスケ部が強い?
札幌山の手高校には女子バスケ部があります。バスケットボールは5人制で高校の場合は10分4セットで多く点を取ることで競い合う競技です。バスケットボールをされたことがある方はわかるかと思いますが、かなりハードな競技なんですよ。
どのようにハードなのかと申しますとコートのなかを10分間常にダッシュしているようなものです。その中でボールをゴールである小さなリングに入れていく集中力も必要とされます。リングの高さ高校の試合では305㎝です。
だいたい、地面からマンションの2階くらいまでの高さですね。ゴールが高い位置にあるので背が高い方が有利な競技でもあります。
おっと、話がそれてしまいましたね。すみません。お話を札幌山の手高校女子バスケ部に戻していきます。
札幌山の手高校女子バスケ部は強いです。どのくらい強いかと申しますと全国大会でも常連の強豪校です。その札幌山の手高校女子バスケ部でキャプテンという大役を担い、チームの中心となってきた有名選手を何名かご紹介いたしましょう。
【町田瑠偉選手】
引用先:JOYSPO!!
町田瑠偉(まちだるい)選手は現在、富士通RedWeveに所属する現役のプロバスケット選手です。バスケットは背が高い方が有利な競技とお話しましたが、町田選手の身長は161㎝。バスケットボール選手にしては小柄かなと感じられますよね。ですが彼女のパスセンスはまさに一流です。
2017年、2018年にはバスケットボール女子日本リーグでベスト5、アシスト王のダブル受賞しているものすごい選手でもあり、日本代表選手の司令塔ともいわれています。2008年~2011年に札幌山の手高校に通われており、2010年の3年生の時にはキャプテンとしてチームを引っ張っていました。
【長岡萌映子選手】
引用先:バスケット・カウント
萌映子(ながおかもえこ)選手は現在トヨタ自動車アンテロープスに所属しているバリバリのプロバスケット選手です。身長は182㎝と大柄。高さを活かしたプレイはもちろんドリブルもシュートもこなす、まさにオールラウンドプレイヤーです。
長岡選手は町田選手の1年後輩で、2009年~2012年に札幌山の手高校に通われており、町田選手の後を引き継ぎ、2011年にはキャプテンに就任しています。
【東藤なな子選手】
引用先:バスケットボールキング
東藤なな子(とうどうななこ)選手は、2018年度の札幌山の手高校女子バスケ部のキャプテン。そして2019年1月からアーリーエントリーでトヨタ紡織に入団されたピカピカのプロバスケット選手です。
アーリーエントリーとは通常、高校や大学の卒業を待ってプロ契約をするところ、このアーリーエントリーを使うことによって卒業を待たずしてプロ選手としてエントリーできる選手契約システムになります。
ですので東藤選手は2019年3月に札幌山の手高校を卒業予定となっています。身長は174㎝で長岡選手よりは小さいですが、粘り強いプレースタイルに加え、スピードを活かした攻撃でFIBA U18 アジア選手権大会の日本代表にも選ばれ出場しています。
この3人も含めて20人ほどのプロバスケット選手を札幌山の手高校は輩出しています。これだけでもいかに札幌山の手高校が強いのかということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
では、次にそんな一流選手を育てた指導者をご紹介いたします。
【上島正光コーチ】
引用先:J SPORTS
上島コーチは札幌山の手高校のチームコーチを1970年に就任しています。その後、約50年にわたり、札幌山の手高校の女子バスケ部を見守り、作り上げた人物です。50年って半世紀、すごいですね。そんな上島コーチが部員と一緒に大切にしていることは日々の練習です。
技術はもちろん、人間的な成長を部員に望んでいる指導者です。まさに指導者の鏡。また、上島コーチと札幌山の手高校女子バスケ部にはにはこんなエピソードがありましたのでご紹介します。
2001年に部員が下宿として使っていた実家が火災となり犠牲者が出てしまう事故がありました。上島コーチは被害者のご両親に責任をとって辞めることを伝えたところ、ご両親から「娘のために日本一を目指してほしい」と言われます。
そのことを胸に、時には厳しく、時には優しく選手を鼓舞し、本当に全国制覇を成し遂げ、その部員の家に報告に行ったそうです。本当に人間味のあるコーチですね。そんな上島コーチの指導を仰ぐために、町田選手も札幌山の手高校に通うことを決められたのだそうです。
さきほど全国制覇を成し遂げたとお話しましたが、実際に札幌山の手高校の実績をこれからご紹介していきます。
札幌山の手高校はウィンターカップで優勝してる?
<札幌山の手高校女子バスケ部実績>
- 1974年 全道大会初優勝
- 全国高校選手権大会29年連続出場(1983年~2011年)
- 全国選抜21年連続出場(1988年~2008年)
- 2010年 全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)優勝
- 2010年 国民体育大会(国体)優勝
- 2010年 全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウィンターカップ)優勝
- 2011年 国民体育大会(国体)優勝ー2年連続
- 2011年 全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウィンターカップ)優勝ー2年連続
- 2017年 北海道高等学校バスケットボール選手権大会優勝
高校バスケの3大大会と言えば、インターハイ、国体、そしてウィンターカップです。札幌山の手高校は2010年町田選手がキャプテンの時に3大会で優勝、3冠を達成しています。また、次の年2011年の長岡選手がキャプテンの時に国体とウィンターカップは2年連続の優勝を果たしています。
では、ここで札幌山の手高校が2010年に3冠を達成した時、凱旋報告の動画をご覧ください。
校長先生も誇らしげです。今でもとても素敵なお二人ですが、このころの町田選手、長岡選手ともに高校生らしさがなんだか初々しいですね。つらくてもつらい顔を出さずに頑張るのがキャプテンだと言われていました。なるほど、参考になりますね。
ちなみに2018年はインターハイには出場していますが、残念ながら3回戦で石川県の津幡高校に敗退しています。また、ウィンターカップは北海道代表を選出する大会でライバルである札幌東商業高校に敗れ、出場することができませんでした。
ウィンターカップに向けて臨んだ大会には、エースの東藤選手がアジア選手権大会出場選手に選ばれていたため出場できず、また主力であるセンターの選手もけがで欠場していました。このような事情も抱えていたため、札幌山の手高校としては悔しさもひとしおだったかもしれません。
しかし札幌東商業高校とのスコアは3点差と本当に僅差。さすがにウィンターカップ28年連続出場の記録を持つ山の手高校女子バスケ部。王者の貫禄充分ですね。この実績は本当にスゴ過ぎです。敗退の悔しさをバネに、チームとしてさらに躍進していくのではと期待してしまいます。
まとめ
- 札幌山の手高校女子バスケ部は強く、プロバスケット選手を何人も輩出しています。
- 50年近くコーチを務めている上島コーチは人間味のある素晴らしい指導者です。
- 札幌山の手高校は2010年にインターハイ、国体、ウィンターカップの3大会で優勝し、3冠を達成しています。翌年、2011年には国体、ウィンターカップで2年連続優勝を果たしています。
札幌山の手高校女子バスケ部をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。全国大会を経験するという方はほんの一握りかと思います。そんな貴重な経験を札幌山の手高校の女子バスケ部ならできるかもしれませんよ。
バスケが好きな方にはおすすめの高校です。お付き合いありがとうございました。
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