札幌市周辺の高校で帰国子女枠や兄弟枠がある学校はどこ?

こんにちは!札幌進学ナビゲーターのさっしんです。

一般的な高校入試と言うと、推薦入試や一般入試を思い浮かべると思いますが、特別な枠として「帰国子女枠」というものがあるのをご存知ですか?そして、噂によると、「兄弟枠」というものも存在するのでは?と言われています。どちらもどのような制度なのか気になりますよね。

そこで今回は、帰国子女枠とはどういうもので、どんな条件があるのか?また、兄弟枠というものは本当に存在するのか?などについて調査してみました。

高校入試では特別な枠があることも?

高校入試には様々な種類があり、そのどれを使って受験するのか決めるときにも、いろいろな考え方がありますよね。自分の得意とすることを活かせる入試内容なのか。または、併願で受験する場合は無理のない入試スケジュールが組めるか、など。

主にこのような考え方があるかと思いますが、その中でも少し珍しいのが「帰国子女の経験を活かせるか」

最近は、家族の海外赴任等によって海外で生活を送り、その後日本へ帰国される方も珍しくありません。そういった方を帰国子女と言いますが、その帰国のタイミングが高校受験である方もいらっしゃいますよね。

でも、海外と日本では授業内容なども違います。そのため、不安に思うこともたくさんあるかと思いますが、きちんと帰国子女の方のために設けられた制度があります。それが、『帰国子女枠』という入試方法です。

しかし、帰国子女枠で高校入試を受けるとすると、条件も色々あります。まずは、それらの条件から確認してみましょう!

帰国子女枠の条件とは?

帰国子女枠を使って出願する時の条件には、どんなものがあるのでしょうか?

【帰国子女枠の出願条件】

  • 海外生活期間(2年以上)
  • 帰国してからの年数(1~3年以内)
  • 日本の小学・中学課程にあたる学校教育過程(9カ年)を修了、または入学する3月末日までに修了見込みすること
  • インターナショナルスクール、日本語学校、現地の学校に在籍していた

出願条件としては、上記の4つがあげられます。追加条件として、“保護者と同居”や“指定の通学地域に居住または居住予定”、“海外留学期間や単独での海外在留期間は継続年数に含まない”等があげられます。

この他に、数としては少ないですが、日本国内のインターナショナルスクール出身で、帰国子女枠を受験することが出来る学校もあります。

学校によっては、英検の資格が必要なこともあるので、詳しくは学校ごとに問い合わせてみるといいですね。

<学校教育課程を終了させるには?>

入学前に小学・中学課程にあたる教育課程を終了させること、という条件は普通の入試と変わりませんね。しかし、日本は3月卒業・4月入学と決まっていますが、海外では異なります

では、その場合どうやって入学までに教育課程を修了させればいいのでしょうか。それには次の3つの方法があります。

  1. 早めに帰国して公立中学校に編入し、その中学校を3月に卒業する。
  2. 海外の全日制日本人学校に編入し、その学校を3月に卒業する。
  3. 海外の学校をそのまま卒業し、日本の高校に高1の途中(多くは9月)で編入学する。

海外の学校の終了時期に合わせて編入学できる方法もあるんですね。これなら海外の友達と一緒に卒業もできます。

ただ、この編入学試験は必ず行っているとは限りません。その年の入学者が定員に満たない場合のみ実施されることが多いので、もしかしたら志望の高校には編入学できないこともありえます。

このようなリスクもきちんと把握し、より良い入試試験が受けられるようにしましょう。

【北海道内の帰国子女枠がある学校は?】

帰国子女枠は、どの学校にも設けられているというわけではありません。そのため、一般入試などで受ける場合よりも志望校の選択肢は限られてしまいます。

もし帰国子女枠で北海道内の学校を受けようとする場合、次の11校の中で選ぶことになります。

<帰国子女枠がある私立高校>
  • 札幌日本大学高等学校
  • 札幌聖心女子学院高等学校
  • 立命館慶祥高等学校
  • 北海道札幌国際情報高等学校
  • 函館ラ・サール学園
  • とわの森三愛高等学校
  • 星槎国際高等学校
  • 旭川明成高等学校
<帰国子女枠がある公立高校>
  • 市立札幌平岸高等学校
  • 市立札幌清田高等学校
  • 市立札幌旭丘高等学校

もしかしたら、「帰国子女枠は私立学校だけのもの」というイメージを持っている方がいらっしゃるかもしれませんね。でも、このように公立の学校でもいくつか行なっているところがあります

私立は公立に比べて学費が高いのがネックなので、公立高校も選択肢としてあるというのは嬉しいですよね。

【帰国子女枠の入試スケジュール】

帰国子女枠で受験する場合、どの学校も一般入試よりも早い時期に受験が行われます。

2019年度の入試を例に見てみましょう。この年の帰国子女枠入試スケジュールは、道内の私立学校では1月に行うところが多く、公立高校では、推薦入試を行う2月に統一されていました。早い日程だと、札幌日本大学高等学校は10月に、旭川明成高等学校が11月に行っていました。

また、事前に帰国の予定が分かっていれば、海外で受験も可能な私立高校もあります。例えば、札幌日本大学高等学校は10月に、シンガポールとジャカルタで入試を行っています。

このように、入試日程やその内容は学校によって違うので、志望校が決まったら学校のホームページを、こまめにチェックされる事をおすすめします。もしも日程の変更などがあると大変なので、しっかりリサーチしておくようにしましょう。

それにしても、一般入試などと比べたらかなり早い時期に入試が行われますよね。この日程を見て少し憂鬱になってしまった方もいらっしゃるのでは?

ですが、早く入試を受けられるということは、合格したらその後は入学までゆったり過ごせます。入学前に海外から帰国される予定なら、引っ越しの準備に入試対策に…とバタバタしなくて済みますね。

それに、もしも帰国子女枠でご縁がなかったとしても、その後の一般入試を受けられるチャンスも残されています。早く帰国子女枠での入試が終わるため、一般入試に向けて対策を練る期間も設けられるのです。

海外と日本の授業内容には差があるかと思うので、入試対策は少し大変になるかもしれません。しかし、ポジティブシンキングで最後まで諦めず入試に望んでいきましょう。

帰国子女枠の試験科目は?

特別な枠として帰国子女枠があるとご説明してきました。そこで、帰国子女枠で受験するに当たって、気になる試験科目はどんな科目があるのか?また、優遇される点などについても調べてみました。

【帰国子女枠の試験科目】

試験科目は、私立と公立で内容が違ってきます。

まず、私立高校の試験科目は主に2通りあります。ひとつは、面接試験のみの学校。もうひとつは、3教科(国語、算数、英語)と面接の学校です。

一方、公立高校の場合は推薦入学者選抜として行われます。そこで見られるポイントは、以下の6つです。

  • 個人調査書と、推薦書の内容
  • 自己アピール文の提出があればその内容
  • 英語の聞き取りテストの結果
  • 適性検査の結果
  • 英語の問答の結果
  • 面接

こうして比べてみると、私立高校の方は試験科目の教科数も少なくチャレンジしやすいように思います。対して公立高校を受験する場合、しっかりと対策を行う必要があるように感じますが、英語の聞き取りテストや問答の結果なども見られるようですね。

このように、公立の受験内容の方が英語力を問われる機会が多いです。そのため、もしかしたら海外に在住していた方にとっては、公立校の方が返って受けやすくなるかもしれません。帰国子女枠がある公立高校の数は少なかったですが、入学後の学費の面などでも魅力を感じますし、ぜひチャレンジしてほしいなと思います。

【優遇される点】

では、帰国子女枠を使って受験した場合、何か優遇されることはあるのでしょうか。

まず私立高校に関してですが、得点についての優遇面がある学校がありました。また、学校によっては面接のみの試験もありますので、「受験しやすい」という意味で“優遇されている”と捉えることもできますね。

しかしながら、得意の英語だけ出来て他の3教科が全く出来なかったでは、試験に合格することはできません。あくまでも英語の能力を優遇してもらえると考えて、他の教科も勉強しておくことが大切になります。

次に公立高校についてです。道内の帰国子女を受け入れる公立高校は、特定校として指定があり、特定校のみの受験になります。その分、入学定員とは別に若干名を入学させることができます。つまり、その高校がもし定員割れしていたとしても、帰国子女枠で受けることで入学できる可能性があるんです。一般入試などにはないメリットですよね。

この特定校で受験すると、帰国子女として配慮されますが、特定校以外で受験すると一般の受験生と同じ扱いとなり優遇される点がなくなってしまいます。

そして、特定校には帰国子女が何人か在籍しているので、入学後の学校生活で困ったことがあった時などに相談出来るので安心できるという点もあります。特定校でない高校には、帰国子女が在籍していない学校が多いです。

もしも入学した学校に、1人も同じ帰国子女がなかったら、少し不安に思われるかもしれません。ストレスを感じてしまうかもしれないので、同じ仲間が少しでもいる特定校は心強いですね。

兄弟枠の噂って本当なの?

もし、ご兄弟の方が入学している高校に自分も一緒に入れたら、何かと安心できますよね。入学前に、在校生の生の声を聴くことができるので、その学校の雰囲気などをしっかり理解することもできます。それに、ご両親にとっても嬉しい面がたくさんあるかと思います。

子ども一人一人の個性に合わせて、違う学校を選ぶ方もいらっしゃると思いますが、同じ学校だとその学校に慣れている、そんな強みもありますよね。

ということで、実は密かに噂されている、「兄弟枠の実在」について調べてみました。まず学校のホームページなどを見てみたのですが、兄弟枠についてはどこを見ても残念ながら明確には記載されていませんでした。なので、結果としては兄弟枠は噂レベルで、事実ではありませんでした。

その代わり、兄弟が同じ時期に入学、在学していると優遇される事があるようです。

公立高校の場合は、兄弟で入学している場合は、PTA会費が1家庭分になる学校がありました。公立高校のPTA会費は平均¥2,000~¥3,000程かかります。これが1家庭分に押さえられるとなると、3年間で1万円くらいお得になるので、家計的にかなり嬉しい制度ですよね。

また私立高校の場合は、兄弟で入学すると、授業料の減免がある学校がいくつかありました。例えば、旭川龍谷高等学校ですと入学時優遇制度があります。

〈旭川龍谷高等学校の入学優遇制度〉

種別 内容
専願優遇制度 専願入学者に入学時7万円給付
弟妹入学者優遇制度(入学時に兄、姉が在籍) 入学時に7万円給付、父母の会費半額
双子入学者優遇制度 第一子入学金半額、父母の会費半額

参考:旭川龍谷高等学校HP

道内の私立高校の入学金は、¥120,000~¥300,000と幅があります。決して安い金額ではありません…。しかし、兄弟のうち1人でも入学金が半額になれば、入学時の大きな負担が軽減されます。その分、学費に回すこともできるので、これはかなりありがたいですよね!

まとめ

  • 帰国子女枠の出願条件は、海外生活期間、帰国してからの年数、インターナショナルスクール、日本語学校、現地の学校に在籍していたである。
  • 道内の公立、私立学校では帰国子女枠がある学校は、11校ある。
  • 帰国子女枠の入試スケジュールは、私立では1月頃、公立では推薦入試を行う2月に統一されている。
  • 帰国子女枠の試験科目は、私立で国語、算数、英語と面接。公立は、推薦入学選抜として行い、英語の問答等も含まれる。
  • 高校入試において、兄弟枠の噂は事実ではなかったが、兄弟で入学すると優遇される制度がある。

さて、今回は帰国子女枠と兄弟枠は存在するのかについて調べてきました。その結果、残念ながら兄弟枠はありませんでしたが、学校によって兄弟優遇制度で学費面が押さえられるというメリットはあったので、利用する価値はありますよね。

帰国子女枠についても、公立高校の募集でも若干名とありましたので、狭き門となっていることは確かです。ぜひ、早めの情報収集を行っていただくことをお勧めします。

志望校についていろいろと考えることはあるかと思います。その際気を付けて頂きたいことは、いいな!と思った学校はなくなりませんが、逃げてしまうことはあります。そのため、この記事を読んだらすぐに行動していただけたらと思います!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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