こんにちは!札幌高校進学ナビゲーターのさっしんです。
受験勉強に打ち込みすぎて疲れているのか、いろんなことを考えてすぎて気が付いたら落ち込んでいるってことありませんか。今回は実体験も含めて、プラスの転換法をご紹介します。
高校受験は受かる気がしない不安は誰にでもある?
【不安とは?】気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。
引用先:goo国語辞典
はい。これは、誰にでもあります。『自分の志望高校に偏差値が足りなくて、どうしたらもっと上がるのか?』とか、『偏差値は足りているけど人気校だし、合格しなかったらどうしよう』など、色々考えがちです。
不安になる考え方の原因は一言で言うと、家庭環境が一番影響していると言われています…。が、一概には言えません。受験生はみんな少なからず不安になることでしょう。焦ってしまう気持ちは、すごく分かります。
この受験時期だけが確かにしんどいけど、『ピンチがチャンス』という言葉があるように自分が成長できる絶好のタイミングです。脳のメカニズムは弱音を言葉に出して言い続けると、考える力と行動が止まってしまうんです。
そうすると弱音を吐いた状況が、現実に起こってしまうのは非常にもったいないです。不安な気持ちは消せないけど気持ちが楽になる方法があるので、気分転換しながら一緒に見ていきましょう。
<なぜ受験に対する不安が出てきてしまうのか?>
不安が出てきてしまうのは、以下が考えられます。
- 苦手分野をなかなかが解消できず、どうやったらいいのか解決方法が分からない。
- 高校1年生~2年生までの基礎固めをしたいのに、やることが多すぎてどこから手をつけていいか分からない(それを考えるだけで、やる気をなくす)。
- 志望高校の過去問を解いているのに、なかなか得点アップにつながらない。
- 受験勉強をしているけど、果たしてこのやり方でいいのかどうか自信持てない。
- 塾または家庭教師で勉強をしているのに成果が出ず、出来ない自分を責めている。
他にもたくさんあると思いますが、実は先のことを色々と考えすぎて自分が動けなくなっていることが原因なんです。もし自分に当てはまるところが1つでもあったら、自分ができる教科から勉強をして『自分にもできるところがあるんだ!』と少しずつ自信を持つことが大切です。
<実際に不安を解消するにはどうしたらいいのか?>
- 人間は100%完璧ではないから、できないところが少しでもあってもいいんだと考えて自分を受け入れる。
- 相手と自分は全く違う人間なので、比べない(ありのままの自分で大丈夫です)。
- 自分は、自分らくしそのままでいいんだという気持ちを持つ。
- できる教科から基礎固めをした後に苦手部分を勉強して、できたときに自分はやればできるんだという自信を持つ(何でも、一気にたくさんの事をできるようになろうとしない)。
- 受験勉強をしている時、時間を上手に使えている自分を信じる。
- 進路指導の先生や自分の親に、素直に自分の気持ちを話して聞いてもらう(不安な気持ちを、自分の中で持たない)。
ある子が高校受験で志望校へ行くのに偏差値が足りず悩んだ時に、担任の先生からアドバイスしてもらった内容です。
『塵(ちり)も積もれば山となる』という言葉があるように、気楽な気持ちで出来るところから少しずつ取り組んでいく。そうすると大きな成果に繋がってきたので、その子は最終的に志望高校に一発合格できました。焦らずに、ぜひ試してみてくださいね。
不安をプラス思考に替えていく方法とは?
ここでは子供の頭をリフレッシュして、プラス思考に替える話をしていきます。これは受験勉強だけでなく日常生活でも使えるので、やり方を知っているだけでいつも笑顔になりますよ。
【プラス思考って?】どんな状況になっても、『うまくいくから、大丈夫』や『私はツイている』など前向きに考えること。良い方向に考えることで、自信につながる考え方。
- 不安になっている気持に対して自分の中で拒否せず、『不安な気持ちがある』と認める。
- 目を閉じて深呼吸を3回したあと、自分が高校合格しているイメージを思い浮かべる。(イメージトレーニング。不安な気持ちも頭によぎることもありますが、気にせず続けてください)
- イメージと思い浮かべた後、『私はできるから、大丈夫。うまくいっている。高校受験は合格する。』と3回口に出して言ってください。(声に出して言うと、できるという言葉が脳に記憶される)
- 自分の今日やることを紙に書きだし、それをやる。(この時に無理をせず、自分ができる範囲でやることをする)
- もし自分のやることが今日出来たら、『できた!』と声に出して言い少しずつ自信を持っていく。(もしできなかったとしてもそれを否定せず、少しでも出来たら自信を持つ)
ある子が実際にイメージトレーニングを始めた時は、『本当に効果あるの?』と正直信じられない気持ちでいっぱいだったそうです。でも親も一緒にイメージトレーニングをしてくれたり、不安な気持ちを聞いてもらえたおかげで自分の気持ちがとても落ち着いたそうです。
そして、受験勉強をスムーズに進めることができ、志望高校に一発合格しました。その経験が今も日常生活に活かせているようです。皆さんにも実践して志望高校に楽々合格してもらいたいです。
<親が受験生の子供に対する接し方について>
子供が勉強を頑張っている姿を見て、『親である自分も子供のために、何か協力できることはないのか?』と考えることはありませんか。子供に対して、プラスの声かけをしましょう。以下は一例です。
- 『いつも○○ちゃんは、よくがんばっているね。』とほめる。
- あいさつで、『おはよう』や『お疲れさん』と言う。
- 『いつもがんばっている〇〇ちゃんを、応援しているからね』と言う。
- 『気持ちがしんどくなったら話聞くから、気楽に言ってね』と言う。子供が話をしてきたら聞き役にまわり、子供の言い分に対して『●●(悩んでいる内容)なんだね』『しんどかったね』と共感をする。(共感をすると不安な気持ちを和らげ、親から自分の気持ちを理解してもらえたと思ってもらえる)
これは実際にある子の親御さんが、受験の時に声かけしてくれていた言葉だそうです。不安なことは言わなかったようなのですが、この何気ない一言に『親も私のこと考えてる、心配してくれているのかな』とか考えるようになり、一緒に頑張っている気持ちになったみたいです。
高校合格をすると両親が喜んでくれて、温かい気持ちのフォローにすごく感謝できたと言っていました。
まとめ
- この受験時期だけが確かにしんどいけど、『ピンチがチャンス』という言葉があるように自分が成長できる絶好のタイミングです。
- 不安の原因は、先のことを色々と考えすぎて自分が動けなくなっていることが原因です。
- 自分ができる教科から勉強をして、『自分にも、できるところがあるんだ!』と少しずつ自信を持つ。
- 人って必ず相手と比べてしまい、落ち込んでしまう生き物です。相手と自分は全く違う人間なので、比べない(ありのままの自分で大丈夫です)。
- できる教科から基礎固めをした後に苦手部分を勉強して、できたときに自分はやればできるんだという自信を持つ(何でも、一気にたくさんの事をできるようになろうとしない)。
- 焦っているときほど受験勉強をしている時に、時間を上手に使えている自分を信じる。
- 自分が高校合格しているイメージを思い浮かべる。(イメージトレーニング。不安な気持ちも頭によぎることもありますが、気にせず続けてください)
- イメージと思い浮かべた後、『私はできるから、大丈夫。うまくいっている。高校受験は合格する。』と3回口に出して言ってください。(声に出して言うと、できるという言葉が脳に記憶される)
- 気持ちがしんどくなる時は、素直にしんどいとか不安を親に聞いてもらう(親は人生の先輩でもあり経験豊富なので、自分の子供の気持ちをしっかり聞いて理解する)。
自分の人生の節目でもある、高校受験という大切な時期です。不安な気持ちを持ったまま、受験勉強をするのは子供にとってもしんどいことかもしれません。
だから子供が安心して受験勉強が取り組めるよう、親や先生などメンタル面のフォローもしっかりしていきましょう。皆さんが志望高校に合格できるよう、祈っています。
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