こんにちは!札幌高校進学ナビゲーターのさっしんです。
あなたは、高校進学して卒業後はどのような道に進むのか決まっていますか?「公務員の仕事に就いて将来的には安定したい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
今回は高校進学するにあたり、公務員への道のりができている専門科があるのか、勉強内容も含めてお話します。
公務員になるためには、高校進学が有利?
まず最初に、公務員を目指している人にとって、高校進学は有利だと言えます。
高校には経験豊かな進路対策専門の先生がいます。その先生から『公務員試験には、どんな勉強内容が必要なのか』など色々フォローしてもらえるというのが学生にとっては一番大きなポイントです。
就きたい仕事が決まったらいち早く行動をしながら、進路対策専門の先生に相談する。それを毎回繰り返して、公務員試験に合格することは大切なことです。
【職種別の公務員試験の流れ】
「公務員」と言っても、その職種は様々です。そして、その職種に就けるまでの流れも違います。
以下に、北海道での公務員受験の流れをまとめました。
<警察官になりたい場合>
- 試験は警察官採用試験1次・2次をそれぞれ受けて、両方合格する必要があります。
- 試験に合格したら、晴れて『警察官』の仲間入り。その後、警察学校で訓練を受けます。
- 訓練が一通り終わったあと、いよいよ警察署や交番などで実際に勤務します。
警察官の採用試験は、学歴によってA区分(4年制大学などを卒業した方が受験)とB区分(高校などを卒業した方が受験)の2種類あります。なので、高卒で警察官採用試験を受験する場合、警察官B区分となります。
<消防士になりたい場合>
- 高校在学中に試験勉強をしながら体力テストに備え、日常より運動をして体を鍛えます。
- 都道府県が行っている『消防士採用試験』1次(筆記試験)・2次(体力テスト)を受けて、両方合格します。
- 試験に合格すると『消防士』になれます。そのあと、約半年間消防学校で必要な訓練を受けます。(火を消したり、人を助けたり等の仕事をする)
- 訓練が一通り終わったあと、各消防署に配属され実際の勤務になります。
消防士採用試験は、学歴によって大学(卒業または、卒業見込みの方)・短大や高専(卒業または、卒業見込みの方)・高校(卒業または、卒業見込みの方)の3種類の区分があります。
<職員(公立小中学校事務職員や行政職員など)になりたい場合>
- 第1次試験を受験します。職種によって多少の違いはありますが、筆記試験や作文、適性検査などがあります。
- 1次試験に合格後、第2次試験の面接に進みます。
- 2次試験も合格できれば、その後採用候補名簿に登録されます。
- 名簿に登録されたあと、担当者の独自調査が行われ最終的に採用されます。
北海道職員採用試験は、A区分(22歳~30歳)・B区分(18歳~21歳)・C区分(31歳~59歳)の3種類あります。なので、高卒で受験する場合の区分は、B区分(18歳~21歳)となります。
それぞれの公務員受験の流れを、理解してもらえたのではないでしょうか。しかし、これだけ見ても『公務員受験の流れは分かったけど、実際にはどのように対策をしたらいいの?』と、疑問に思いますよね。
公務員試験の合否は自分の将来にもかかわってくることなので、どうしても合格したいですよね。そして、その勉強法はできれば独学よりも誰かに教えてもらいたい…。
ということで、そんな方のために次は北海道の高校で公務員専門の科目を学べる学校があるのか、詳しく見ていきましょう。
公務員専門の科がある?勉強内容とは?
北海道の高校には、いくつか公務員専門の科目が学べる学校があります。それぞれ学校のカリキュラムが独特なので詳しい内容は学校説明会などで確認し、自分に合った高校選びをしてください。
<北海道文教大学明清高等学校:普通科 人文進学コース>
引用先:北海道文教大学明新高等学校HP
基礎学力を身につけながら、私立大学受験と公務員受験が両方勉強できます。進路指導に関しては教諭だけではなく保護者も一緒に、学生の進路をサポートする体制が整っています。なので、1人で悩むことなく安心して、自分の目的に向かってつき進むことができるんです。
詳しくは、こちら。
<旭川龍谷高等学校:キャリアデザインコース>
引用先:旭川龍谷高等学校HP
公務員試験はもちろん様々な職種に対応できるよう、バランスの良い授業内容となっています。公務員試験をクリアした実績もHP上で見れますが、気になる方は学校説明会などに参加して直接担当者に確認してみるとより確実ですよ。
詳しくは、こちら。
<札幌龍谷学園高等学校:未来創造コース>
引用先:札幌龍谷学園高等学校HP
就職に必要な資格が取れることはもちろん、3つの科目の中から自分の興味あるものを1つ選んで、スキルアップができます。合格の実績や就職先も豊富な学校なので、知識の幅を広げることも可能です。
龍谷学園高校が気になる方は、学校見学会で色々と質問したり、雰囲気を感じたりしてみてください。
詳しくは、こちら。
<北海道栄高等学校:総合コース>
引用先:北海道栄高等学校HP
基礎学力を身につけながら大学などの進路指導はもちろん、就職指導もある学校が栄高校です。公務員試験対策もしているので、公務員試験受験者の先輩方からは「実際の公務員試験は落ち着いて受けることができた」との声も多いです。
詳しくは、こちら。
高校によって独自のカリキュラムがあることが分かり、公務員試験合格に向けてのサポート体制がかなりしっかりしているんだなという印象を受けますね。
これならどこの高校に進学するのかスムーズに決まるし、何よりも安心して授業を受けたり公務員試験対策ができます。
それと、実際に公務員試験に合格するために、時間を有効活用しながら質の高い受験勉強をするのは大切なことです。
【効果的な勉強法は?】
公務員試験に合格するためのカリキュラムが組まれている高校があるのは分かりました。でも、そういった授業内容がない高校に進学したら、公務員試験合格への道は険しくなるのでしょうか。
答えは、否です。授業で教えてもらわなくても、自分でしっかり試験対策をすれば大丈夫です。また、進路指導の先生・公務員試験対策等の先生もフォローをしてくださるでしょうし、どの高校に進んでも安心して公務員試験に臨むことはできますよ。
どちらにせよ、最も大切なのは試験対策をしっかりすることですよね。頑張って勉強して、自信を持って試験に臨むことが重要です。そのためにどういった勉強法を取ればいいのかということですが、おすすめは『過去問を解きまくる』です。
警察官採用試験でしたら、2次の作文試験のみですがHP上に過去の出題一覧として過去問が公開されています。そちらを参考に、作文を書く練習をしてみるといいですね。
消防士や職員の採用試験も、1次試験の過去問が札幌市のHPにあるので、それらを有効活用して勉強してみましょう。
試験までの時間は限られています。効率よく、質の高い勉強をすることを常に意識しましょう。
まとめ
- 高校には経験豊かな進路対策専門の先生がいます。合格のためには、『公務員試験は、どんなことが必要なのか』など色々フォローしてもらえる環境がある高校を選ぶのは、大切です。
- 北海道で警察官採用試験を受ける場合は、学力テストの1次試験・体力テストの2次試験の両方に合格し、警察学校で必要な訓練を受けたあと『警察官』として勤務できます。
- 北海道の消防士採用試験は1次(学力テスト)と2次(体力テスト)があります。勉強面だけではなく体力も問われるので、体をしっかり鍛える必要もあります。また、消防士採用試験に合格したら、約半年間消防学校で必要な訓練を受けたあと『消防官』として勤務できます。
- 北海道の職員になりたい場合は、1次試験(筆記試験や面接など)に合格した後、2次試験(面接)を受験します。その後、担当者の独自調査が行われ、その結果ようやく採用となります。
- 公務員試験をクリアできるよう、独自のカリキュラムを組んでいる学校は北海道にあります。中には、公務員試験に合格するために、学生の保護者も一丸となって受験生を支えるサポート体制を組んでいる学校もあります。
- 進学する高校の学校説明会などを聞いたり自分の目で直接確かめたりして、『どの学校が、自分に合っているのか』をしっかり確認してください。
自分の将来に関わる公務員試験。それを専門的なカリキュラムを組んで合格に導く体制が整っているのは、公務員専門の科がある高校です。
高校生活を送る上で、毎日楽しく過ごすことはもちろん大事ですが、公務員試験には3年間の成績が関わってきます。きちんと学業にもまじめに取り組み、『公務員試験合格』に繋がるという気持ちを常に忘れることのないよう高校生活を送りましょう。
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