こんにちは!札幌高校進学ナビゲーターのさっしんです。
今回は札幌新陽高校の部活動の一つ、クリエイティ部についてお伝えいたします。クリエイティブ(=創造性)な部活でクリエイティ部とは、なかなか興味深いですね。早速見ていきましょう!
札幌新陽高校 クリエイティ部の活動とは?
札幌新陽高校のクリエイティ部は「新しい価値を作る」をテーマに掲げ、生徒自身でTシャツやパーカー、帽子などのデザインをしています。また、デザインだけに留まらず、商品の管理・流通から経営を学び、将来に活かすことを狙いとして活動をしているようです。高校生デザイナーというだけでも素晴らしいのに、さらに経営まで学べるとは、高校生の枠を超えた部活動です。
このクリエイティ部ですが、2018年からインターン(実習生)として働いている「ビリギャル」として有名な小林さやかさんも関わっているそうですよ。生徒たちの話では「さやかちゃんは、今までの経験を話してくれる。それを聞くだけで自分たちも変われる気がしてくる。そして、新しいことを始めるときには、どうやって人を集めるのか。費用はどうするのか。すべてが社会勉強!と一緒に考えてくれる。」と、授業では教えてもらえないことを教えてもらえ、体験できると評判のようです。
しかし小林さんと共に、ネットで販売を開始しましたが、売り上げはなかったそうです。けれど、札幌新陽高校に訪問した福島の高校生をクリエイティ部のみんなでもてなした際には、商品が完売したそうです!
現場では奪い合いが起き、部員の中には「もっと生産しておけばよかった~」と嘆く生徒もいたそうですよ。漫画などで見る、セール品を奪い合うおばさま方のような光景だったのでしょうか・・・想像するだけで、部員たちの嬉しい悲鳴が聞こえてきますね。
でも、なぜ直接だと完売するのにネットだと売れないのか・・・生徒たちは考え、話し合いを設けました。結果は、今までの札幌新陽高校に対するイメージが悪すぎる。「札幌新陽高校のイメージを塗り替えたい!今の新陽高校のファンになってもらえたら売れるはず!」との答えにたどり着きました。
そしてBe born again=生まれ変わるをテーマに今日もクリエイティブに活動しています。
販売されているTシャツがおしゃれ!購入先は?
札幌新陽高校クリエイティ部の作るTシャツ・パーカーに帽子ですが、デザインも良く、質も良いと生徒や先生には大人気だそうです。小林さんもお気に入りだそうで、校内で毎日愛用されているそうですよ!さて、気になるのは購入先ですが、こちらから購入できます。
札幌新陽高校SPRプロデュース CREAIT部 新陽発前衛的発想集団
クリエイティ部の生徒達がクラウドファウンディングで立ち上げたオリジナルブランドです。
生徒自身がストリートカルチャーを通じて高校をブランディング!商品の流通と管理から経営を学び、将来に活かすことが狙い。
*現在はデジタルカタログのみで、販売はしておりません。準備が整い次第、受注生産で各アイテムを販売したいと考えております。
では、実際にどんなアイテムがあるのか見ていきましょう。
新陽高校さやかちゃんの右目Tシャツ
新陽高校さやかちゃんの右目Tシャツ タイダイ染め
新陽高校パーカー
新陽高校さやかちゃんの右目マグカップ・ハット
この他にもロンTやキャップなど素敵なアイテムがありますよ。ぜひネットショップをのぞいてみてくださいね。あなたのお気に入りのアイテムがみつかるはず。
さて、みなさんはこのネーミングに疑問を持たれませんでしたか?
「さやかちゃんの右目」
そう。このさやかちゃん=小林さやかさんです。では、右目ですが、なんと!小林さんの役職名が「校長の右目」なんだそうです。面白い役職ですね。先生でも生徒でもない、小林さんにしかできないぴったりの役職です。
きっと上から目線ではなく、生徒と同じ目線で物事を捉え、相談に乗り導いてくれる・・・そんな役職をもつ小林さんへのリスペクトが形になったのではないかと思います。素敵な関係ですね。
ところで、気になる売り上げですが、なんと!以前の売り上げ0が嘘のように売れているそうですよ!これも生徒達がBe born againをテーマに、しんようカフェに出店したり生徒たちなりに一歩ずつ地域の方に歩み寄り、イメージを変えていく努力を続けた結果といえるのではないでしょうか。
地道に努力したことが実を結ぶ・・・素晴らしい経験をしていますね。この体験はきっと一生の宝物になることでしょう。そして、これからの自信にも繋がっていくはずです。
まとめ
- 札幌新陽高校クリエイティ部は「新しい価値を作る」をテーマに掲げ、今までの高校にはない新しい活動を行っている
- 小林さやかさんと活動を行い「さやかちゃんの右目」デザインのアイテムが多数ある
- デザインも質も良く、生徒や先生にも人気で、小林さんも愛用している
- 生徒自身でオリジナルブランドを設立し、ネットショップにて購入することができる
- 現在は販売されておらず、準備が整い次第、受注生産となる
- 新陽高校のイメージを変えるべくBe born againをテーマに活動に励んでいる
生産から商品管理、流通を通して経営を学ぶことができるというのは、商業科などでないと難しいことだと思っていました。しかし、ここ札幌新陽高校では普通科の生徒、しかも部活動でその原体験をしているということに驚きを隠せないとともに、うらやましくもあります。
洋服が好き、自分のデザインしたアイテムを販売したいなど夢や希望があるみなさんは、札幌新陽高校クリエイティ部に入部してみませんか?
この記事がみなさんの進路選択のお役に立てたら幸いです。
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